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攻略・ノウハウ2026-10-23

東京湾のサワラ釣り入門|時期・タックル・ルアー・釣り方

東京湾のサワラキャスティングを始める人向けに、釣れる時期、船の選び方、タックル、ルアー、基本の釣り方、釣った後の処理までをまとめました。船やメーカーで推奨の数字が違う理由も整理しています。

執筆: もかきち

東京湾の船首からサワラのナブラへルアーを投げる釣り人のイラスト

秋になって東京湾で鳥山の話を聞くようになると、サワラの便が気になってきます。

何も起きていなかった海面で、一匹だけ跳ねる。船が向きを変えて走り出し、鳥が集まり、追われたイワシで海面がざわつく。サワラ釣りは、黙々と投げ続ける時間と、一気に船の空気が変わる瞬間の差がはっきりした釣りです。速巻きしている途中で、前触れもなくガツンと止まるあのバイトは、一度味わうとまた行きたくなります。

そして、釣ったサワラはうまい。炙りにしても西京漬けにしても、持ち帰った後まで楽しみが続く魚です。

ただ、初めて行こうとすると分からないことが多い釣りでもあります。

  • 何月なら船が出ているのか
  • どのくらいの強さのタックルがいるのか
  • ブレードジグとミノー、どっちを買えばいいのか
  • ナブラのどこに投げればいいのか
  • 歯の鋭い魚を、船の上でどう扱えばいいのか

しかも調べてみると、船やメーカーによって推奨の数字がけっこう違う。この記事では、東京湾のサワラキャスティングに行くまでの全体像をまとめて、細かいところはテーマごとの記事に分けました。

道具を買う前に、乗る船を決める

サワラ用の道具をそろえ始める前に、まず乗る船を決めてしまうのが一番ラクです。

同じ東京湾のサワラ便でも、船によって中身がかなり違います。表層のナブラを撃つキャスティング中心の船もあれば、ブレードジグを沈めて巻くのがメインの船もある。推奨タックルを公式サイトに載せている船もあれば予約のときに教えてくれる船もありますし、レンタルの有無もまちまちです。

予約のときに聞いておくと、買い物で迷わずに済むのはこのあたりです。

  • キャスティング中心か、ブレードジグ中心か
  • 推奨のロッド、PE、リーダー、ルアーの重さ
  • ワイヤーリーダーやフックに決まりがあるか
  • 氷とクーラーは自分で用意するのか
  • オーバーヘッドで投げていい釣り座か

数字に幅が出るのは、船と釣り方が違うからです。たとえば東京湾の遊漁船「ポテンシャル」はPE1〜2号・リーダー40〜60lb・ブレードジグ40〜60gを推奨していますが、シマノのインショア用タックル目安(サワラを含むヘビークラス)はPE1〜1.5号・リーダー20〜30lb・ルアー20〜50g。リーダーだけ見ても倍くらい違います。

どちらが正しいかで悩むより、予約した船の案内に合わせるのが確実です。

時期は秋〜冬が軸。最後は直近の釣果で決める

東京湾のサワラキャスティングは、例年だと秋〜冬がシーズンとされています。シマノの東京湾サワラの記事も「秋〜冬」です。

ただ、月だけで決め打ちはできません。ポテンシャルは7〜12月と2〜3月をサワラのシーズンとして案内していますし、三浦の一郎丸は冬場の「寒鰆」を推しています。回遊魚なので、カレンダーよりベイトの入り方と直近の釣果のほうがずっと当てになります。

行く日を決めるときは、だいたいこの順で見ていけば大丈夫です。

  1. 船宿がサワラ便を出しているか
  2. ここ数日の釣果にサワラが入っているか
  3. ブレード、ミノー、シンペンのどれで釣れているか
  4. 集合時刻や氷、レンタルの案内が変わっていないか

月ごとの考え方は東京湾のサワラはいつ釣れる?にまとめています。

タックルの目安

船の指定を確認したうえで、キャスティング用の目安をまとめるとこのくらいです。

項目 目安 考え方
ロッド 7ft前後、M〜MH 船の上で振り抜けて、20〜60g前後を一日投げられる
リール 4000〜5000番前後のハイギア(HG・XG) 速巻きと回収を続けやすい
PE 1〜2号前後 飛距離と強さの兼ね合いで選ぶ
リーダー 20〜60lb前後 船とルアーで指定差が大きい。ここは船に合わせる
ルアー 20〜60g前後 ミノーからブレードジグまで

この釣りで地味に効いてくるのが、リーダーの傷です。サワラは歯が鋭く、魚を掛けたときはもちろん、ルアーの近くを噛まれただけでもリーダーがざらざらになります。シマノの記事にも「1尾キャッチしたら必ずラインチェックをして結び直しておこう」とあるくらいです。

ナブラが出ているときほど、そのまま次を投げたくなるんですよね。でも傷んだまま投げてルアーごと持っていかれると、結び直す手間よりずっと時間を失います。

ロッドの長さ、リール番手、PEとリーダーの考え方はサワラキャスティングのタックルで詳しく書いています。

ルアーは「どの深さを通すか」で分ける

最初から色を増やすより、違う深さを通せるルアーを持っていくほうが、対応できる場面が増えます。

ブレードジグ

沈めて、底から中層を速巻きで探るときの主力。魚が跳ねていない時間にも投げ続けられるので一日の中で出番が一番長くなりやすく、船長が言ったレンジをそのまま通せるのも強みです。

ミノー

表層にベイトが浮いて、サワラがボイルしている場面で使います。ただ巻きのほか、ジャークで横を向かせてギラッと見せる使い方もあります。

シンキングペンシル

表層を探りたいけど、ミノーだと届かない。その距離を埋めてくれるルアーです。沈むので、着水後に待つ秒数で通す深さを変えられます。

それぞれの出番と、最初にそろえる組み合わせはサワラキャスティングのルアー選びにまとめました。

基本は、言われたレンジを長く通すこと

ブレードジグの動作自体はシンプルで、投げる、狙う深さまで沈める、速く巻く。これだけです。ただし、毎回底まで落とすわけではありません。

船長が「底から」「中層」「表層」とレンジを言ったら、その層をできるだけ長く通します。魚が表層にいるのに底まで沈めていたら時合いを逃しますし、底にいるのに着水直後から巻き始めたら魚のいる層まで届きません。投げる距離より先に、ここを合わせたいところです。

巻いている途中でガツンと来ても、驚いてあおらずに巻き続けて重さを乗せます。ドラグは締めすぎず、高速で巻いても鳴らない程度に。最初はやや弱めにしておいて、掛かってから調整するやり方がシマノの記事でも紹介されています。

キャストの方向、カウント、巻き方、ファイトまでの流れはサワラキャスティングの釣り方で順番に書いています。

ナブラが出たときこそ、周りを見る

ナブラが出ると、船の全員が同じ方向を向きます。そこで慌てて振りかぶると、ルアーが人や隣のラインに向かいます。

  • 船長が示した方向に投げる
  • 振りかぶる前に、後ろと隣を見る
  • 移動中はルアーを外すか、決められた場所にしっかり留める
  • 魚が船べりまで来たら、自分で抜き上げずにタモを待つ
  • 針を外すとき、サワラの口に手を近づけない

オーバーヘッドキャストを制限している船もあるので、釣り座での投げ方は乗船時に聞いておくと安心です。鳥山の見方やナブラへの近づき方はナブラ撃ちの基本にも書いています。

釣った後のことまで準備しておく

サワラは身がやわらかく、身割れしやすい魚です。そのうえ歯が鋭い。釣れてからクーラーや道具を探していると、魚が傷むだけでなく、針の付いた魚がデッキで暴れて危ないです。

千葉県のブランド「いすみ産船上活〆サワラ」は、船上で脳締めをして、動脈を切って放血し、しっかり冷やすという流れで処理されています。福岡県水産海洋技術センターの資料でも、鮮度を保つ要点は「丁寧な扱い・活け締め・血抜き・温度管理」とされています。

ただ、遊漁船は設備も手順も船ごとに違うので、まずは船長やスタッフの指示に合わせてください。持ち帰りまでの準備は釣ったサワラの締め方と持ち帰りに、船釣り全体の持ち物はオフショア初心者の持ち物・服装リストにまとめています。

参考にした公式情報

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船上で魚とやり取りする釣り人の後ろ姿

執筆者

もかきち

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#東京湾#サワラ#サワラキャスティング#ブレードジグ#船釣り

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