タコ釣りのタックルの話はどこにでも書いてあるのに、仕掛けそのものの説明が意外と少ない。自分が最初に引っかかったのはここでした。
竿とリールとPEは分かった。タコエギも買った。で、これをどう繋ぐのか。エギは何個つけるのか。オモリはどこに付くのか。釣具屋の棚に「船タコ用スナップ」という見慣れない金具が並んでいて、それが何なのかも分からない。
実際にやってみると拍子抜けするくらいシンプルなんですが、知らないまま船に乗ると朝イチで固まります。ここだけ先に分かっていれば、当日は釣りに集中できます。
基本の並びは、これだけ
PEライン → リーダー → 船タコ用スナップ → 横にタコエギ/下にオモリ
文章にすると4行です。
- PEとリーダーを結ぶ
- リーダーの先に船タコ用スナップを結ぶ
- スナップの横にタコエギを1〜2個付ける
- スナップの下にオモリを付ける
ポイントは3番目と4番目が同じスナップだということ。船タコ用スナップは、エギを付ける接続部とオモリを付ける接続部が分かれた形をしていて、これ1つで仕掛けが完成します。見慣れない金具の正体はこれです。
リーダーはフロロ8〜10号を30〜50cm程度。PEが根や貝殻で直接傷むのを防ぐためのもので、長く取る釣りではありません。PEの号数で迷っているなら船タコのPEは3号?4号?にまとめています。
最初は市販の完成仕掛けでいい
船タコ用スナップにエギとオモリを付けるだけなので自作も簡単ですが、完成仕掛けも売っています。最初の1回は市販品で形を覚えて、必要な部品が分かってから自作に移るほうが早いです。
エギは1個か、2個か
ここが実質的な判断ポイントです。目安ははっきりしています。
- 根掛かりが多い場所 → 1個
- 根掛かりが少ない場所 → 2個
2個にすると探れる面が増えて、色違いを同時に試せます。ただし代償があって、根に持っていかれたときに2個まとめて消えます。
これは本当にそうで、自分も2個ずつ減っていきました。タコエギは1個あたり数百円〜1,500円くらいするので、1日でそれなりの金額になります。根掛かりが続く日は、その場でエギの数を減らす(3個→2個、2個→1個)という調整をしている人も多いです。
2個付けるときは、同じサイズで色だけ変えるのが基本の考え方です。サイズがバラバラだと沈み方が揃わず、絡みの原因になります。
船宿によってエギの数を指定している場合があります。予約のときに確認してください。
根掛かりそのものの話は東京湾の船タコ入門ガイドでも触れていますが、要するにタコがいるのは根のまわりなので、根を避けて釣ると釣れません。ロストは事故ではなく経費だと思っておくほうが気がラクです。
根が荒い日は「捨て糸」
根掛かりでいちばん悔しいのは、エギごと全部持っていかれることです。オモリだけならまだ諦めがつきます。
そこで使うのが捨て糸です。
- スナップとオモリの間に、本線やリーダーより弱い糸を短く入れておく
- 根掛かりして引っ張ると、そこだけが切れる
- オモリは失うが、エギとスナップは戻ってくる
長さは3cm程度でも機能します。号数は「本線より確実に弱い」ことが条件なので、リーダーより細いものを選びます。
毎回必ず入れるものではありません。根が荒い日・荒い場所だけの保険です。根掛かりが少ない日に入れても、オモリを余計に失うだけになります。
予備は「組んだ状態」で持っていく
仕掛けをロストするたびにゼロから組み直すと、いい時間帯を丸ごと逃します。
- スナップ+エギまで組んだ状態の予備をいくつか用意しておく
- オモリは別で多めに
- ロストしたら、リーダーの先に結び直すだけで復帰できる
船の上は揺れます。陸で落ち着いて組んだもののほうが、当然ちゃんとできています。
持っていくもの(仕掛けまわり)
- タコエギ 3.5号前後:色と種類を複数。想像の倍持っていく
- 船タコ用スナップ:予備込みで多めに
- オモリ 20〜30号:東京湾のエギタコの基準(船宿指定が最優先)
- リーダー(フロロ8〜10号):船上で組み直す用
- 捨て糸用の細い糸:根が荒い日に備えて
- プライヤー・ハサミ:スナップの開閉と糸切り
オモリの号数や竿・リールを含めた全体は東京湾の船タコ入門ガイドにまとめています。
次に読む
- PEの号数で迷っているなら → 船タコのPEは3号?4号?
- リールにいくらかけるか迷っているなら → タコ釣りに高級リールはもったいない?
- 全体の準備をまとめて見たいなら → 東京湾の船タコ入門ガイド