なぶらブレイク記事一覧
タックル2026-10-29更新 | 2026-10-26公開

ティップランのエギは何グラム?重さと追加シンカーの選び方

ティップランのエギは水深だけで決まらない。サイズの号数とgの違い、関東で用意しておきたい重さの幅、エギと追加シンカーの合計重量、底が取れないときの調整を、メーカーの仕様と船の案内から整理します。

執筆: もかきち

ティップラン用のエギと重さの異なる追加シンカーを並べたイラスト

ティップランの準備で一番迷うのが、エギを何グラムまで持っていくかです。色を選び始めるときりがないのに、船の上で底が分からなければ、色を試す以前のところで止まってしまいます。

「水深がこのくらいだから、この重さ」と決めて買っておきたくなりますが、同じ水深でも、風や潮、船の流れる速さで必要な重さは変わります。ここでは、持っていく重さの決め方と、釣っている途中の調整を分けて考えます。

関東なら、30g前後のエギ+7〜40gのシンカー

目安があると準備しやすいので、先に数字を出しておきます。

サンラインの関東ティップランのコラムでは、30g前後のティップラン用エギに、7〜40g程度のヘッドシンカーを追加で用意すれば、関東の大半のエリアを攻略できるとしています。東京湾の遊漁船ポテンシャルの案内は「ティップラン用エギ3〜3.5号、30〜60g、シンカーで調整」。バリバスの相模湾の取材では、7g・10g・15g・20g・30gのシンカーを多用していました。

なので、最初にそろえるならこんなイメージです。

  • 30g前後のティップラン用エギを、色違いで数本
  • 追加シンカーを、7〜40gの範囲で軽いものから重いものまで何種類か

あとは予約のときに「エギ単体は何グラム、シンカーはどこまで必要ですか」と聞いておけば、足りない重さだけ買い足せます。ロッドの対応重量も伝えておくと、合計重量が扱えるか一緒に見てもらえます。

エギの号数と、オモリの号数を混ぜない

エギの3号・3.5号はサイズの表記です。同じ3.5号でも重さは製品ごとに違います。オモリの号数(1号=3.75g)と同じ感覚で重さに換算しないようにしてください。

たとえば、YAMASHITAのエギ王TR(錫ウエイトの現行モデル)は、3号が21g、3.5号が27gです。同じシリーズでも旧モデルと仕様が違うことがあるので、手元の箱に書いてある重さを優先します。

「3.5号を買ったから30g」と思い込まず、まずエギのg表記を見る。船の指定と照らし合わせるのは、そこからです。

ロッドに掛かるのは、エギと追加シンカーの合計

計算は足し算です。

エギ本体 追加シンカー 合計重量
30g 10g 40g
30g 20g 50g
30g 30g 60g

シンカーが20gだから20g対応の竿でいい、とはなりません。スナップなどの接続パーツも含めた合計を、ロッドメーカーが示す適合範囲に収めます。

追加シンカーは、どのエギにも同じように付けられるとは限りません。YAMASHITAのTRシンカーは7〜60gまでそろっていて、市販のほとんどのエギに装着できるとされていますが、それでもエギの頭やアイの形との相性は見ておきたいところです。

底が分からないときは、まず一度回収する

ラインが延々と出ていく、着底したと思ってもすぐ分からなくなる。そんなときはエギが軽すぎる可能性がありますが、糸フケを出しすぎていたり、ラインが遠くへ出すぎていたりすることもあります。

一度回収して、エギにラインやゴミが絡んでいないかを確認し、入れ直します。それでも着底が分からなければ、船長に相談して、ロッドの範囲内で重くします。

重くする目的は、自分で底が分かる状態にすること。重いほど釣れるという意味ではありません。クレイジーオーシャンの解説でも、底が分からないならシンカーを足して自分で底を確認できる重さにする、ただし重すぎると根掛かりが増える、とされています。

重すぎると、ステイの姿勢が崩れる

重さは、軽すぎても重すぎても困ります。DAIWA船最前線の解説では、軽すぎると底立ちが分かりにくく、重すぎるとステイのときにエギがきれいな姿勢で水平移動できなくなる、としています。風、潮、船の大きさで変わる流れの速さに合わせて、細かく調整するのが前提です。

エギ自体の設計も効いてきます。YAMASHITAのエギ王TRは、ステイ中にエギがブレずに「動かずに泳ぐ」ことを目指した設計だと説明しています。単に重くすることと、エギが落ち着いて泳ぐことは別の話です。

水中の姿勢は船の上から見えません。だから重さを変えたら、着底の分かりやすさ、ステイ中の穂先の負荷、反応が出たかをセットで見ます。色・エギの種類・重さ・誘い方を一度に全部変えると、何が効いたのか分からなくなります。

重さが合っても、操作は別に覚える

エギを持ち上げたあと、ずっと穂先を動かしていたら、重さを合わせただけではステイは作れません。基本の釣り方では、着底から誘い、止め、アワセまでを順に書いています。

道具を選び直すならティップランのタックル、船上でどこを直すか迷ったら釣れないときの見直しへ。

よくある質問

ティップランのエギは何グラムを用意すればいいですか?

関東では、30g前後のティップラン用エギに、7〜40g程度の追加シンカーを用意すると大半のエリアに対応できると紹介されています。東京湾の船には30〜60gを案内している例もあるので、予約先の指定と合わせて確認してください。

ティップラン用の3.5号エギは何グラムですか?

3.5号はサイズの表記なので、重さは製品によって違います。たとえばYAMASHITAのエギ王TR(錫ウエイトの現行モデル)は3.5号が27gです。手持ちの製品のg表記を確認してください。

底が分からなければ重くすればいいですか?

自分で着底が分かる重さにするのが基本ですが、重すぎると根掛かりが増え、ステイ中の姿勢も崩れやすくなります。糸フケやラインの絡みも確認し、ロッドの対応重量の範囲で調整してください。

参考にした情報

船上で魚とやり取りする釣り人の後ろ姿

執筆者

もかきち

運営者/アングラー

釣りの総合情報サイト『なぶらブレイク』を運営。

#ティップラン#アオリイカ#エギ#シンカー#東京湾

次は船宿とタックルをチェック

行きたいエリアが決まったら、船宿と装備をそろえましょう。